予備校を選ぶときはどこを見る?
浪人が決まった時、まずはじめに考えるのが予備校です。
予備校選びは、医学部受験において合否を分けるといっても過言ではありません。
次の春には合格を実現できるかどうかを考えると、予備校選びは慎重にならざるをえません。
今回の記事では、予備校を選ぶ際に気をつけるべきポイントについてまとめました。
詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
自分に合ったサポートをしてくれるか
予備校によって、受験生のサポート体制は異なります。
学習面、生活面、環境面といったさまざまな側面から、自分に最適なサポートを選ぶことで勉強に集中し、学力を伸ばすことにつながります。
まずは、気になる予備校にはいったいどんなサポートがあるかどうかを知って、自分に合うかどうかを考えましょう。
合格実績は高いか
予備校選びの際、多くの人が参考にするのは合格実績です。
しかし、合格実績だけで予備校を選ぶことは、注意が必要です。
この項では、予備校が公開している合格実績の正しい見方についてみていきましょう。
注意する点は、合格者数は入学者数と同数ではないということです。
予備校が公開している合格者数のすべてが、その大学に入学するとは限りません。
複数の大学を受験し、すべてに合格している人もいるためです。
また、予備校の中には、補欠合格者や一次合格者を含めた人数を合格者数の実績として公開しているところもあります。
補欠合格は、繰上げ合格ですので必ずしも大学に入学できるとは限りません。
さらに、一次合格者についても、二次試験に合格しなければ、入学できません。
つまり、合格者数と一口にいっても、入学が定かではない人が含まれている場合もあるのです。
さらに、大手の予備校には、多くの受験生が在籍しているため、当然、不合格者の数も多くなります。
一方、医学部専門予備校などの少人数を受け持つ予備校の場合、大手の予備校に比べると合格者数が少なくても、合格率が高いことも十分に考えられます。
合格実績を参考にする際は、合格者数だけではなく、合格率を確認しましょう。
したがって、合格実績を見る際は、一次合格と二次合格が分けられていることと、合格者数と合格率の違いに注意する必要があります。
授業以外のサポートにも注目
自習室の有無
多くの予備校では自習室を用意して利用者に開放しています。
しかし、予備校の中には集団で利用する自習室しか用意していないところもあります。
「自習室に行ってみたけど、空いてなかった」ということもあります。
自習室が空くのを待ったり、自習室の代わりになる場所さがしをするのは、時間の無駄です。
個人の自習室が完備されているかどうかなど、自習室がどういう環境にあるかも確認しましょう。
講師が常駐しているか(いつでも質問可能か)
わからないことをすぐに質問できることは、予備校に通う大きな理由の一つです。
自習していても疑問がわいてくるものです。
授業がある日はもちろんのこと休みの日でも、講師が質問に答えてくれるのかどうか、確認しておくことも大切です。
カウンセリングや保護者向けの面談がある予備校も
受験生にとって受験期間の1年間は長いものです。
勉強を続けていくにあたり不安になることもあります。
また、保護者の方もお子さんをどのようにサポートすればいいか悩まれることもあるでしょう。
受験生には、定期的なカウンセリング、保護者向けにも年に数回面談が組まれている予備校もあります。
個別授業と集団授業どちらがいいのか
予備校の指導形態は大きく分けると、個別授業と集団授業の二種類になります。
この項では、個別授業と集団授業のメリットとデメリットをまとめました。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
個別授業の特徴
まずは、個別授業のメリットとデメリットについて解説していきます。
個別授業のメリット
個別授業のメリットは、なんといっても生徒のわからないところに徹底的に向き合えるところです。
これまでの学習でつまづいていたところも、とことん講師から教えてもらうことができ、学力の向上がのぞめます。
また、疑問点はすぐに講師に質問できます。
集団授業では、「質問したい人はいますか?」と聞かれても、質問できない人も多いですが、個別授業であれば質問しやすいです。
さらに、個別授業では、生徒のレベルに合った丁寧な指導が受けられるため、生徒の満足度が高く、学習へのモチベーションが維持されやすいです。
個別授業のデメリット
一方で、個別授業のデメリットも理解しておきましょう。
生徒一人ひとりのレベルに合わせて納得する授業を行ってくれるのは、個別指導のメリットですが、それが必ずしもいいことばかりではありません。
他の生徒からの刺激を受けられないというデメリットもあります。
個別指導では、他の受験生と関わる機会が少なく、自分と同じような受験生の頑張りを知る機会や、他の受験生に負けたくないという意欲がわきづらいということもあります。
そして、個別授業は集団授業より、学費は高くなる傾向があります。
生徒の人数に対して講師一人あたりの人件費の負担が上がるためです。
こんな受験生におすすめ
個別授業は、じっくり学習に取り組みたい人、控えめで大勢の人がいる中では質問が苦手な人におすすめです。
集団授業のメリット・デメリット
つぎは、集団授業のメリットとデメリットについて解説していきます。
集団授業のメリット
集団授業のメリットは、講師が授業の進め方をコントロールできるため、合格までにやらなければならない単元をやり終えることができます。
また、集団授業では他の受験生が刺激となります。
他の受験生とコミュニケーションをとる機会も増えますし、一緒に頑張ろうという気持ちや負けたくないという気持ちが学習意欲につながります。
そして、学力別にきちんとレベル分けされた集団授業ならば、非常に学習効果が高くなります。
集団授業のデメリット
集団授業のデメリットは、生徒の学力レベルに合っていない集団の中では、授業に追いつけなくなる点です。
理解できない授業に参加していても学力向上は望めませんし、易しすぎる授業に参加しても学習効果が高いとは言えません。
また、講師のペースで授業が進みますので、わからないところはそのままになってしまうことがありますし、個別授業に比べて質問しづらいことが多いかもしれません。
こんな受験生におすすめ
集団授業に向いているのは、基礎学力がある程度備わっている人や1人だと勉強がすすめづらい人、他の生徒から刺激を受けて勉強したい人だと言えます。
体験授業・見学の機会を活用
気になる予備校に体験授業や見学の機会あれば、ぜひ参加してみましょう。
では、実際に予備校を体験する場合はどのような点に気をつければよいのでしょうか。
この項では、体験授業や見学の際の活用のポイントについてみていきましょう。
自分に合う予備校選びが大切
予備校の情報は、ホームページやパンフレットから知ることができますが、やはり細かい部分は実際に足を運んでみないと分かりません。
体験授業や見学の一番の理由は、入学後に「思っていたのと違う」を防ぐことです。
やっぱり自分に合わなかったというようでは、お金だけでなく受験生活そのものを無駄にしてしまいます。
入学前に、自分が納得できる予備校を選びましょう。
実際に自分に合うかどうかを体感してみることが大切です。
体験授業で見るべきポイント
体験授業に参加することで、授業の進め方や環境が自分に合うかどうかを確かめられます。
授業の進め方が自分に合っているか
実際に授業を受けてみましょう。
淡々とすすめるタイプの授業なのか、熱血授業なのか、講師によって授業の進め方はさまざまですが、体感することが大切です。
クラスの人数はどれくらいの規模か、学力レベルはどうか、教室の雰囲気はどうかも確かめておきましょう。
勉強に集中できる環境が整っているか
予備校は、受験期間を過ごすとして重要な場所です。
実際の校舎に訪れたら、「ここで1年間勉強するんだ」とイメージしましょう。
教室や自習室で、騒音がないか、トイレの数は十分か、冷暖房は管理されているか、スタッフの対応は適切か、など確認したいことがたくさん出てくると思います。
自分にとって勉強に集中できる環境であるかを念頭にチェックしていくと良いでしょう。
通っている生徒や講師の雰囲気
通っている生徒についても、観察することも大切です。
集団授業ではその予備校の生徒と一緒に授業を受けるので、お互いに影響を与え合います。
生徒の勉強に向き合う姿勢も参考になるでしょう。
また、予備校の方針がどんなに良かったとしても、講師の授業が自分に合わなければ授業を受けることがつらくなってしまいます。
体験授業の際には、講師の雰囲気も確認しておきましょう。
講師が常駐しているかどうかも重要
予備校によっては、講師は授業が終わると予備校外に出ていってしまうこともあります。
他の予備校と掛け持ちしている講師も多くいます。
そのため、受験生が授業直後以外の質問をする場合は、チューターといったスタッフが対応することもあります。
ただ、授業時の説明とは違うやり方で説明されることもあるので注意が必要です。
一方、講師が校舎内に常駐し、いつでも受験生の質問に答えてくれる予備校もあります。
講師が常駐しているのかどうかも重要な確認ポイントです。
(立地や通学時間的に)通えそうか
予備校の立地についても実際に校舎に行って確認しておいた方が良いでしょう。
たとえば、予備校の周りが安全な場所であるか、行かないとわからないことがあります。
交通の便が良くても、繁華街の場合には、近隣の治安も確かめておきたいところです。
通学の場合は、通学時間や交通機関の乗換えも実際に予備校まで行って経験しておいた方がイメージしやすいです。
寮や提携施設の利用を希望する場合は、そちらも見学しておきましょう。
オーダーメイドカリキュラムが魅力の京都医塾
一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成
京都医塾では、受験生一人ひとりを徹底的に分析して、合格のためのカリキュラムを作成します。
どの時期に何をどこまで学習するのか、ひとり一人教科ごとに全く異なるため、オーダーメイドのカリキュラムとなります。
自分に合っていない学習を続けては合格できません。
京都医塾は生徒一人ひとりに合ったカリキュラムをたてることで、受験までの限られた時間を最大限活用できるよう取り組んでいます。
個別と集団、お互いのメリットを活かすカリキュラム
京都医塾のオーダーメイドカリキュラムでは、個別授業と集団授業の割合を生徒の皆さんに合わせて決定しています。
そのため、個別授業と集団授業にはメリット・デメリットがありますが、両方を組み合わせることでメリットを活かし、デメリットをカバーできます。
また、集団授業といえども細かくレベル分けした少人数のクラスになります。
自分と同じ学力を持った生徒たちの中で学習していくので安心です。
体験授業も充実したプログラム
京都医塾は一泊二日の体験入学を「京都留学」として随時受け付けています。
こちらの体験入学では、学習の習熟度がチェックできる学力診断テストが受けられたり、そのテスト結果をもとにした分析をフィードバックいたします。
京都留学は、交通費、宿泊費ともに京都医塾が全額受け持ちます。
気軽に問い合わせください。
まとめ
今回は予備校選びのポイントについて詳しく解説してきました。
予備校によって、さまざまなサポート体制が充実していますので、自分に合うサポートは何であるかを考えてから決めましょう。
また、校舎の雰囲気や授業の様子などを知るためには、実際に予備校を訪れるのが一番です。
体験入学や見学を活用することをおすすめします。
京都医塾では、受験生が勉強に集中できるための学習環境や生活リズムや栄養面といった生活面での管理、週1回の面談といったメンタルサポートも充実しています。
また、個別授業と集団授業のそれぞれのメリットデメリットについて述べてきましたが、
京都医塾では、個別授業と集団授業の両方を組み合わせたカリキュラムを作成しています。
そのため、両者のメリットを活かし、デメリットをカバーした指導ができ、これまで生徒の皆さんの学力向上を実現してきました。
予備校選びで悩まれている方は、医学部専門予備校の京都医塾を検討してはいかがでしょうか。
京都医塾ではいつでも電話での相談も受け付けております。
体験入学を希望する方には一泊二日の「京都留学」も実施しています。
「京都留学」は完全無料ですので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。